2016年01月26日
どの子犬もコロコロしていて愛らしく、抱きしめたい衝動にかられるのは変わりません。しかし、取引される上では、価格があり、条件によって変動するのは皆さんもご存知ですね。
ペットショップで扱っているのは血統証付きの子犬や、流行りのミックス犬も取り扱っています。
10万円を軽く超える場合も多く高額で取引されていますが、その中でも高額なのはチャンピオン犬を親に持つ子犬たちです。
チャンピオンと聞くとすごい感じがしますが、何のチャンピオンなのか?どう違うのか?分からないことだらけですね。
そこで、ここでは、チャンピオン犬とは?やどうして高額になるのかなどの豆知識をご紹介してまいります。
そもそもチャンピオン犬とはどんな犬のこと?
チャンピオンとは、ドッグショーの優勝者ではありません。
ちょっと驚きですが、審査の基準を満たしているチャンピオンと格付けされた犬を指します。
血統証のついている犬はどの子もショーに出せますが、中でも基準に沿った美しさのある犬を審査します。
条件とはCCカードやMCCカードを4枚獲得すること!CCカードは規模の小さな大会でもらえるカード、MCCカードは400頭以上の規模の大きな大会という理解でOKです。
4枚のうち、1枚はMCCカードであること、1枚獲得後から3年以内に取得することといったルールがあります。
「カード4枚か」と、思われるかも知れませんがこれがなかなか狭き門で、時間切れになってしまうワンちゃんも多いのです。
4枚獲得したら家庭犬訓練試験CD-1に合格すれば晴れてチャンピオン犬に登録することができるのです。
ドッグショーとはどんな場所?
本来のドッグショーは犬種本来の姿を伝承する保護的な役目も含んでいます。
しかし、一部ハンドリングを楽しむ方を除けば、チャンピオン犬を作る目的の方が大半を占めています。
世界3大ドッグショーといわれるクラフツ・ドッグショーやワールド・ドッグショー、ウェストミンスター・ケネルクラブ・ドッグショーをはじめ世界各国で大小様々なショーが開催されています。
そもそも美しい犬たちの審査ポイントは毛並みなどのクオリティーや健康状態、バランスのほかにマナーなども要求され、紙一重の戦いが繰り広げられる世界といえます。
小さな大会では、骨格の歪みや歯並び・かみ合わせに小さな問題があってもカードを貰える場合もありますが、大きな大会ではそうは行きません。
出場資格は、血統証のある犬で申し込みをすることと、自らハンドリングができることのみです。
ハンドリングはプロにかませることもできますし、有料や無料で講習会も開かれるのでそこで覚えることも可能なので、誰でも参加することができます。
大会内容は、個体審査でその犬の毛色や気質など細かな状態をチェックし、歩様審査で全体的なチェックをします。
チャンピオン犬の親を持つ子犬は高い?
ドッグショーにはお金も時間もかかり、チャンピオンの質を守るには高額なフードを与え、手入れをする必要があります。
そのため、チャンピオン犬から生まれた子犬にはその分の費用も含まれており、ほかの犬よりも価格が高額になります。
家系図や優良血統にこだわりがある方にはおすすめですが、チャンピオン犬の子だからその子供もチャンピオンとなる保証はなく、特別な素養があるかもわかりません。
家庭犬には不必要?
飼い犬をチャンピオンにしたいのであれば、時間とお金をかけることができるのか、情熱は続くのかよく検討する必要があります。
ショーに興味がある、ドッグショーに出てみたいという程度なら血統証と普段の手入れ程度でも出場可能です。
普通の家庭犬であれば、チャンピオンにこだわる必要は余り感じられないというのが正直なところです。
グランドスウェル犬舎でも過去にチャンピオン犬を輩出してきた実績はあり、アドバイスすることもできるでしょう。
しかし、現在は、血統やショードッグよりも、健康第一であることを第一にブリーディングしており、家族として迎えるならこちらの方がおすすめです
。健康で一緒に楽しめる家族をお探しの方は、お気軽にご相談ください。